原因
眼の周りには眼を動かす外眼筋という筋肉がついており、脳から神経により外眼筋に指令がくることで眼を動かしたり両眼のバランスを保ったりしています。これらのどこかで異常が出た際に斜視が起こります。
原因として以下の要因が挙げられますが、はっきりとした原因が解明されていないものも多いです。
遠視
遠視の子どもはピント調節をしてものを見ようとします。そのときに寄り目の効果がはたらき、眼が内に寄る内斜視を引き起こすことがあります。
視力障害
外傷や病気などで片眼が視力不良になると、視力不良の目が斜視になってくることがあります。
加齢性変化
小児期からあった斜視が加齢により悪化した場合や、加齢に伴う外眼筋周囲の変化により斜視が起こることがあります。
頭の病気
脳動脈瘤や脳腫瘍、頭部外傷などで目を動かす神経に異常が起こることが原因です。
全身の病気
糖尿病、高血圧、甲状腺機能異常、重症筋無力症など全身性の病気が原因となることがあります。
スマホやタブレット
これらの長時間使用により内斜視を引き起こすことがあります。
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