しんせいじえしせいちょうえん

新生児壊死性腸炎

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原因

新生児壊死性腸炎は、消化管への血流障害などによる粘膜傷害を原因として発症する病気です。極低出生体重児に発症することが多く、消化管や免疫の未熟性、腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)の乱れが発症に深く関わっています。

出生後の腸管栄養確立には、母体内で一定レベルまで成長を経ることが非常に重要となります。しかし、予定日よりも早く産まれる早産児や、出生体重が小さい子どもは、消化管や免疫機能が「未熟な」状態で出生してしまいます。

また、早産児や低出生体重児は出生時に低酸素や血圧低下といった大きなストレスを受けることがあります。さらに、出生後も母体外の環境にすぐに順応できず、血圧が充分保つことができなかったり、低酸素が持続したりすることもあります。それに加えて、サーファクタント(肺から分泌される。肺がつぶれないようにはたらく物質)の不足を原因とする呼吸窮迫症候群(こきゅうきゅうはくしょうこうぐん)(RDS)や、動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう)と呼ばれる病気を発症することも多く、これらすべてが低酸素や低血圧といったストレスにつながります。このようなさまざまな因子を原因として、需要に見合うだけの血液や酸素が消化管に供給されなくなり、消化管の粘膜が障害されて、発症すると考えられています。発症のリスクとしては、消化管内の正常な腸内細菌叢が抗生物質投与などで乱れていること、母乳ではなく人工ミルクの使用があります。

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