症状
病原体を有するダニに刺された後、2〜8日の潜伏期間を経て症状が出現します。この潜伏期間はツツガムシ病のそれと比較すると、やや短い傾向にあります。典型的な症状は、発熱、発疹、ダニの刺し口です。ツツガムシ病においてもこれら三つの症状を認めますが、発疹の広がる部位や刺し口の大きさにやや違いがあります。
ツツガムシ病よりも播種性血管内凝固症候群(DIC: disseminated intravascular coagulation)と呼ばれる病態を生じやすいともいわれています。DICを発症すると全身の臓器に血の塊(血栓)が生じやすくなり、臓器障害を引き起こし、最悪の場合死に至ることもあります。
医師の方へ
「日本紅斑熱」を登録すると、新着の情報をお知らせします