症状
必ずみられる症状は無月経です。40歳未満で月経がこなくなってしまった場合には、早期卵巣不全を考えます。このほかに自覚症状が生じることはほとんどありませんが、無月経が不妊症と関連するケースもあります。また、女性ホルモン(エストロゲン)が同年代の女性に比べて少ない状態が長期間続くことで、いわゆる更年期障害の諸症状がみられる場合や、骨粗鬆症のリスクが上昇する場合があります。
更年期障害の代表的な症状は、以下のような血管運動神経症状や精神神経症状が挙げられます。
血管運動神経症状
- 顔のほてり
- のぼせ
- 異常な発汗
- 動悸
- めまい
など
精神神経症状
情緒不安
- イライラ
- 抑うつ気分
- 不安感
- 不眠
- 頭の重い感じ
など
またそのほかの症状として、腰痛、関節痛、食欲不振、皮膚の乾燥感やかゆみなど多様なものが挙げられます。ただし、この必ずしもこれらすべてが現れるわけではなく、自覚する症状とその組み合わせは一人ひとり異なります。
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