治療
PMDDの主な治療方法は薬物療法です。以下では、それぞれの治療方法についてご紹介します。
薬物療法
抗うつ薬
PMDDの気分の落ち込みや不安などの精神症状に対しては抗うつ薬による薬物療法が行われます。抗うつ薬にはさまざまな種類がありますが、PMDDの場合にはまず選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が検討されます。
ホルモン療法
いわゆる低用量ピル(OC・LEP)*を服用することによって排卵を抑制し、PMDDの症状を緩和させる治療方法です。ただしPMDDと診断されても、低用量ピル(LEP)が保険適用で処方されることはありません。
※OC……経口避妊薬
※LEP……月経困難症や子宮内膜症など病気の治療を目的とした治療薬
その他
頭痛やむくみなどの症状がある場合は症状を和らげるために鎮痛薬や利尿薬などが使用されます。そのほか、漢方薬やカルシウム製剤の投与などが検討されることがあります。
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