ほんたいせいしんせん

本態性振戦

監修:

検査・診断

本態性振戦は手や頭、声などのふるえ以外には体の異常が生じないため、血液検査や画像検査などを行っても異常を発見することはできません。本態性振戦の診断は、診察による症状の評価と他疾患の除外によって行われます。

振戦を引き起こすほかの病気の存在を否定するため、次のような検査が行われることがあります。

血液検査

バセドウ病など甲状腺機能の亢進によっても振戦が生じるため、血液検査で甲状腺ホルモン値、甲状腺刺激ホルモン値、抗甲状腺刺激ホルモン受容体抗体の有無などを調べることがあります。

画像検査

振戦は脳出血脳梗塞などによって引き起こされることもあるため、必要に応じて頭部CT検査や頭部MRI検査が行われることがあります。パーキンソン病の可能性がある場合には、ドーパミントランスポーターシンチグラフィーという核医学の検査を行うこともあります。

最終更新日:
2020年06月09日
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2020/06/09
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