ようけつせいひんけつ

溶血性貧血

最終更新日:
2023年12月25日
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2023/12/25
更新しました
2017/04/25
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原因

溶血性貧血の原因は、先天性(遺伝性)のものと後天性のものに大別されます。

先天性のもの

生まれつき遺伝子に異常があることで、血管外溶血あるいは血管内溶血が生じます。

溶血性貧血が生じる異常として、赤血球膜異常(遺伝性球状赤血球症、遺伝性楕円赤血球症症候群など)、赤血球酵素異常(グルコース-6リン酸脱水素酵素欠損症、ピルビン酸キナーゼ欠損症など)、赤血球ヘモグロビン異常(サラセミアなど)が挙げられます。

後天性のもの

後天性のもので代表的なのは、自己免疫性溶血性貧血です。自身の細胞に対する抗体(特定の異物を排除する分子)を自己抗体といい、何らかの原因によって赤血球に対する自己抗体がつくられることで溶血が起こります。

自己抗体ができる原因はまだ不明ですが、全身性エリテマトーデス関節リウマチなどの自己免疫疾患悪性腫瘍(あくせいしゅよう)、マイコプラズマや特定のウイルス感染症などで、自己免疫性溶血性貧血を認めやすいといわれています

また、発作性夜間ヘモグロビン尿症も後天性の溶血性貧血として挙げられます。これは造血幹細胞(血球をつくり出すもとになる細胞)に遺伝子異常が起こることによって赤血球が壊れやすくなる病気です。

そのほか、輸血や細菌・原虫による感染、薬剤の影響などによっても起こり得るとされています。

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