症状
バルトネラ菌に感染後数日で傷口の腫れがみられ、周辺リンパ節の腫れ、発熱、筋肉痛、頭痛、だるさ、食欲不振などが生じることもあります。リンパ節の腫れは傷口付近に生じやすく、手に傷がある場合は腋窩(腋の下)のリンパ節が、足に傷がある場合は足の付け根のリンパ節が腫れます。
多くの場合、このような全身症状が出ても軽症で済み、無治療でも自然に回復しますが、症状が消失するまでに数週間から数か月かかることもあります。
後天性免疫不全症候群など、免疫機能が低下する病気がある人が猫ひっかき病を発症すると重症化するリスクがあります。重症化すると、急性脳症、髄膜炎、心内膜炎といった重大な合併症を引き起こし、無治療の場合、致死的になることもあります。
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