こうじょうせんくりーぜ

甲状腺クリーゼ

監修:

検査・診断

甲状腺クリーゼの診断では、血液検査にて甲状腺ホルモン(遊離T3および遊離T4の少なくともいずれか)が高値を示していることが必須条件になります。それに加えて甲状腺クリーゼに特徴的な以下の症状を考慮して診断されます。

  • 中枢神経症状(不穏、せん妄、精神異常、傾眠、けいれん、昏睡)
  • 発熱(38℃以上)
  • 頻脈(130/min以上)
  • 心不全症状(肺水腫心原性ショック
  • 消化器症状(嘔気・嘔吐、下痢、黄疸)

必須条件を満たしたうえで「中枢神経症がある場合は、ほかの症状項目を1つ以上」あるいは「必須条件は満たすものの中枢神経症状がない場合は、ほかの症状項目を3つ以上」確認することで甲状腺クリーゼの確実例と診断します。

最終更新日:
2025年04月08日
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2025/04/08
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