こうじょうせんくりーぜ

甲状腺クリーゼ

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症状

甲状腺クリーゼでは、全身各種臓器に甲状腺ホルモンの作用が過剰に生じており、それに関連した症状を見るようになります。 甲状腺ホルモンは脳に対しても働きかけるため、甲状腺クリーゼになった場合は興奮、錯乱状態といった中枢神経障害の症状が出ることがあります。大声で叫ぶ・暴力をふるう・けいれん・昏睡・幻覚や錯覚を見る譫妄(せんもう)・すぐに意識が混濁する傾眠、などの症状を見ることがあります。こうした症状を示す時には患者さんからの情報収集は不明瞭になることもあり、甲状腺クリーゼの基礎疾患である「甲状腺機能亢進症」を有するかどうかが病院受診時には明らかにならないこともあります。そのため、中枢神経に関連した症状は、治療介入が遅れる危険性がある症状とも言えます。

その他、発熱・多臓器不全心不全・呼吸器不全・不整脈・DIC(全身の血管内で無秩序に血液凝固反応が起こる「播種性血管内凝固症候群」)・消化器症状(下痢や嘔吐など)などの症状を見ることがあり死に至ることがあります。なお一命を取り留めた場合も、脳障害、脳血管障害心房細動などの後遺症を合併することもあります。

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