こうじょうせんくりーぜ

甲状腺クリーゼ

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原因

 甲状腺クリーゼとは、何かしらのストレスがきっかけとなり、甲状腺機能が過剰に亢進している状態を指しますが、病気の発症には甲状腺から分泌される「甲状腺ホルモン」が重要な役割を担っています。代謝とは摂取した脂肪や炭水化物などからエネルギーを作り出すことを言いますが、甲状腺ホルモンはこの代謝を促進させることで、体を活発に動かすよう働きかけます。さらに甲状腺ホルモンは交感神経を刺激します。具体的には脈を速めるなどの作用があり、常に「小走りで体が動いているような状況(活動状態)」に体を調整します。このように甲状腺ホルモンは、例えるならば「体のアクセルを踏む」「体を元気にする」などの役割を果たしています。 しかし甲状腺クリーゼでは甲状腺ホルモンによる効果が強く出すぎている状態です。身体の各臓器において、甲状腺ホルモンの作用に対応することができなくなり全身各種臓器に渡る症状が出現するようになります。

甲状腺クリーゼを引き起こしうるストレスとしては、甲状腺そのものに関連したものと、甲状腺とは関係のないものに分けることができます。甲状腺に関連した誘因としては、薬の不規則な服用や中止・甲状腺の手術・甲状腺ホルモン製剤の大量の服用などがあります。 一方、甲状腺に直接関係しない誘因としては、感染症・甲状腺以外の臓器手術・外傷妊娠・分娩・副腎皮質機能不全・ヨウ素系造影剤投与・脳血管障害・肺血栓・塞栓症・虚血性心疾患・抜歯・強い情動ストレスや激しい運動などにより甲状腺ホルモンが過剰になって発症することもあります。

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