原因
腫瘍とは、もともと人体を構成している種々の細胞が、過剰に増殖してできる組織塊のことです。腫瘍発生にはさまざまな要因の関与が考えられており、本当の原因はわかっていません。
赤ちゃんにできる乳児血管腫や、中年女性に多い海綿状血管腫は、生まれながらの血管の異常によるものです。子どもに多い皮様嚢腫は本来その場所には存在しない組織(皮膚や毛髪になる外胚葉)が発生の過程で迷い込み発生します。
悪性リンパ腫は、白血球の一種であるリンパ球が腫瘍化した病気です。IgG4関連疾患は、免疫グロブリンのひとつであるIgG4が関与する疾患で、涙腺や耳下腺、膵臓、肝胆道系、後腹膜をはじめとするさまざまな臓器が腫れたり、硬くなったりします。悪性リンパ腫やIgG4関連疾患は、全身的な病気です。
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