検査・診断
拒食症では、標準体重を大きく下回る体重減少を確認します。また、体重や体形に対しての歪んだ認識、食事摂取をめぐる異常行動などを確認することから病気が疑われます。すなわち、拒食症の診断では詳細な問診や身体診察が重要であるといえます。
拒食症をこれと診断するための決定的な検査方法はありませんが、やせをきたすようなほかの病気を除外する検査を行うことは重要です。たとえば、甲状腺機能亢進症を患っているとやせを起こすこともあるため、血液検査を通して甲状腺機能や自己抗体の評価を行います。
また、症状の項目に前述したとおり、拒食症ではさまざまな身体的な障害が生じます。貧血の有無や肝機能障害の程度、電解質異常の評価、骨密度の評価などを行うこともあります。
医師の方へ
「神経性やせ症」を登録すると、新着の情報をお知らせします