検査・診断
目をぶつけた時に生じる病気は網膜振盪症だけでなく、網膜剥離、外傷性虹彩炎、前房出血、虹彩離断などがあります。そのため、さまざまな病気を視野に入れて検査を行う必要があります。具体的には視力検査のほか、眼圧検査、細隙灯顕微鏡検査、眼底検査などが行われます。
眼圧検査
眼圧検査とは、目の中の圧力を測定する検査です。眼圧とは目の中を満たす房水という液体の圧力のことです。眼圧検査には目に直接測定器具をあてる方法と、風をあてて測定する方法があります。房水は目の形状を保つために一定の眼圧を保っており、正常な眼圧は10〜21mmHgといわれています。
外傷性虹彩炎や前房出血、虹彩離断が出現した場合には眼圧が異常となることがあります。
細隙灯顕微鏡検査
顕微鏡から出る細隙光(スリット状の光)を目に当てながら、高倍率に拡大して目を調べる検査です。目の表面や内部の様子を詳しく調べることができるほか、まぶたや目の周辺の皮膚も確認できます。水晶体や硝子体、網膜、視神経について詳しく調べる必要がある場合には、瞳孔を拡げる目薬を用いて検査を行うこともあります。
外傷による虹彩炎や前房出血が生じていないかなどを検査します。
眼底検査
検眼鏡と呼ばれる装置を使用し、目に光を当てて網膜、視神経などの目の内部を詳しく調べる検査です。細隙灯顕微鏡検査と同様に、目の内部を詳しく調べるために、瞳孔を拡げる目薬を用いることもあります。
網膜振盪症の範囲や程度を検査することができます。
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