症状
骨の変形や脆弱性(弱くもろいこと)、骨折、局所の腫れなどが起こります。
一か所の骨に病変が生じる場合、大腿骨や脛骨といった下肢の骨に生じることが多いです。影響を受ける骨によって、左右の足の長さの差、痛みによる歩行障害などがみられます。
また、下肢以外にも頭蓋骨が障害を受けることもあります。頭蓋骨が障害を受けると、周囲の神経が圧迫されることがあるため、視力低下や複視(ものが二重に見える)などの症状が現れる場合もあります。そのほかにも、眼球が飛び出てしまったり、頭痛が出現したりします。
マッキューンオルブライト症候群に関連した発症の場合
マッキューンオルブライト症候群と関連して発生する線維性骨異形成の場合、骨以外の臓器にも症状が現れます。
生まれつき、カフェオレ斑と呼ばれる皮膚の色調変化がみられたり、甲状腺機能亢進症、末端肥大症、クッシング症候群、思春期早発症などのホルモン異常が現れたりすることもあります。
これらホルモン異常と関連して、動悸や疲れやすさ、震え、手足の肥大、肥満、高血圧、高血糖、糖尿病、性発来の異常など、多種多様な症状・病状を示します。
医師の方へ
「線維性骨異形成」を登録すると、新着の情報をお知らせします