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はいせんがん

肺腺がん

最終更新日
2018年08月02日
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2018/08/02
掲載しました。

概要

肺腺癌とは、肺がんの一種です。肺がんの病変(病気による変化)を詳しくみると、そのがん細胞の特徴に応じて以下のように分類されます。

  • 腺がん
  • 扁平上皮(へんぺいじょうひ)がん
  • 大細胞がん
  • 小細胞がん

肺腺癌は、肺がんのなかでも最も頻度が高い型のがんです。しかし、初期段階では、自覚症状が現れにくいため、別の目的で受けた検査などで偶然発見されることもあります。

原因

肺腺癌は特定の遺伝子異常を原因として発症することがあります。たとえば、EGFR、KRAS、ALK、BRAFといわれる遺伝子に異常が見られることがあり、これらの遺伝子異常が原因となってがんが引き起こされることがあります。ただし、こうした特定の遺伝子異常がすべての方にみられるわけではない点には留意が必要です。

また、肺腺癌は肺がんの一種に含まれますが、一般的に肺がんの原因として想像される喫煙との関連が強いわけではなく、喫煙者ではない方が発症することもまれではありません。

症状

肺腺癌で生じるがんは、肺の中でも末梢側(まっしょうがわ)に生じることが多いです。このことと関連して、肺腺癌の初期段階では自覚症状が生じにくいといわれています。

そのため、自覚症状がないまま、検診や別の理由で撮影されたレントゲン写真をきっかけとして病気の診断に至ることがあります。

咳や痰など肺がんでみられる症状は現れにくいですが、胸壁に近い末梢部位に発症しやすいという特徴から、胸水(胸腔に溜まる液体)が溜まり息切れを起こすことがあります。

検査・診断

肺腺癌では、胸部単純レントゲン写真やCT検査といった画像検査により、がんの主病変が肺の中でどこにあるかを確認します。

また、超音波検査やMRI検査、骨シンチ、PETCTなどの画像検査が行われることもあります。これらによって腹部臓器や脳、骨などへの転移を確認します。

肺腺癌では病変部位から組織を採取して、顕微鏡にて組織を評価する病理検査を行うことも大切です。細胞や組織の採取方法はさまざまですが、胸壁(きょうへき)から針を刺して病変部位から組織を採取することもあります。採取した細胞や組織における遺伝子異常を評価し、その結果に応じて治療薬を決定・変更することもあります。

また、血液検査で腫瘍マーカーを測定することもあります。腫瘍マーカーは病気の治療効果や再発の判定をするために使用されることがあります。

治療

手術療法や化学療法、放射線療法、分子標的薬などを適切に組み合わせて治療が行われます。実際に選択される治療方法は、病気の広がり具合、肺がんの細胞がもつ特徴、患者さんの年齢や全身状態などを総合的に評価して決定されます。

肺腺癌は自覚症状に乏しく、症状が現れたときには病変が進行していることも少なくはありません。また、肺腺癌は喫煙と関係なく発症することがある点も特徴です。

自分はタバコを吸っていないから大丈夫と過信することなく、症状が出にくい肺腺癌を早期発見するためにも、しっかりと検診を受けることが大切です。

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