S414x232 9291e7e9 94dd 4680 93ff b8038f269a75

疾患啓発(スポンサード)

クリップする
URLを入力して
記事をクリップしましょう
指定された URL のページが見つかりません
S664x430 9291e7e9 94dd 4680 93ff b8038f269a75
肺がんで生じる痛みとは? 痛みをコントロールしてストレスを取り除くことが大切
「がん」というと強い痛みが生じるイメージを抱いている方は多いのではないでしょうか。肺がんでは、がんが肺に留まる限り痛みを感じることはありませんが、他臓器(特に骨)に転移するとその部位に痛みが生じ...
クリップに失敗しました
クリップ とは
記事にコメントをつけて保存することが出来ます。検索機能であとで検索しやすいキーワードをつけたり、読み返し用のメモを入れておくと便利です。
また、記事を読んで疑問に思ったこと、わからないことなどをコメントに書き、「医療チームのコメントを許可する」を選んで頂いた場合は、医師や看護師が解説をメールにてお送りする場合があります。
※ クリップ内容は外部に公開されません

公開日 : 2018 年 07 月 26 日
更新日 : 2018 年 09 月 19 日

肺がんで生じる痛みとは? 痛みをコントロールしてストレスを取り除くことが大切

目次

「がん」というと強い痛みが生じるイメージを抱いている方は多いのではないでしょうか。肺がんでは、がんが肺に留まる限り痛みを感じることはありませんが、他臓器(特に骨)に転移するとその部位に痛みが生じることがあります。

今回は獨協医科大学病院呼吸器外科の診療部長である千田雅之先生に、肺がんで生じる痛みや手術に関連して起こる痛み、またそれらへの対処法についてお話しいただきました。

肺がんで痛みを感じるのはどんなとき?

がんが肺にとどまっていれば痛みは感じない

肺には痛みを感じる神経がありません。そのため、がんが肺にとどまっている限りは、肺(胸)の痛みは感じません。

がんが胸壁に浸潤しているとき

胸膜の構造

肺は、胸膜という膜に覆われています。そして、胸膜は肺の表面を覆っている臓側胸膜(ぞうそくきょうまく)と、肋骨(ろっこつ)や肋間筋などの胸壁を覆っている壁側胸膜(へきそくきょうまく)に分かれます。

このうち、壁側胸膜には痛みを感じる神経が広く分布しています。そのため、がんが肺の外にある肋骨や肋間筋などの胸壁へ浸潤(しんじゅん)(広がること)していくと、胸の痛みの症状が起こります。

がんが骨や他臓器へ転移しているとき

肺がんは骨や肝臓、脳、副腎に転移しやすく、これらの臓器に転移するとその部位の症状として痛みが生じます。特に骨への転移が起こりやすく、背中や肩、腰などに痛みを感じていたら、実は肺がんの骨転移だったということは少なくありません。

がんによる痛みへの対処法

医療用麻薬による痛み止め

がんによる痛みに対しては、医療用麻薬を中心とした痛み止めの薬を使用します。医療用麻薬には、内服薬や注射薬、皮膚に貼り付ける貼付薬などがあります。

医療用麻薬は、いきなり使用量を増やすと吐き気などの副作用が出てしまうため、少量から始めて、痛みが取り除けなければ徐々に量を増やしていきます。そうすることで、体が薬に慣れてくるため、副作用の発現も抑えることができます。

また、痛みは決して我慢するものではありませんので、痛みがある場合には積極的に医療用麻薬を使用して問題ないと考えます。

放射線の緩和照射

放射線治療には、がんを治すための根治照射のほかに、がんによる痛みを取り除くための緩和照射があります。緩和照射では、根治照射に比べて少ない量の放射線を使用します。

また、肺がんの緩和照射は、骨転移によって強い痛みを感じている方に行うことが多いです。

骨転移のスピードを遅らせる治療

肺がんが骨に転移しているとわかった場合、痛みの症状がなかったとしても、痛みが生じる前に骨転移の進行速度を遅らせる治療を行います。

骨にあるがん細胞は、骨を壊す細胞である破骨細胞(はこつさいぼう)を活性化させて、自らが増殖するためのスペースを作りながら広がっていきます。そのため、破骨細胞のはたらきを抑える薬を無症状のうちに使用することで、骨転移による痛みを予防することができます。

肺がんのページへ

1986年東北大学医学部を卒業後、呼吸器外科医としてキャリアを開始。米国での留学経験や大学病院、市中病院での臨床経験を通じて、呼吸器外科医としての技術を積み上げる。2010年に獨協医科大学呼吸器外科学教授に就任。高度な技術を要する肺移植を専門とし、その技術力を生かした呼吸器外科領域全般の手術でも豊富な治療実績を持つ。

「肺がん」についての相談が6件あります

関連記事