治療
腎結核の治療では抗結核薬が使用されます。一般的にイソニアジド、リファンピシン、ピラジナミド、エタンブトールの4剤を中心に2か月ほどの初期治療を行い、その後イソニアジドとリファンピシンの併用を行います。
多剤を長期間併用するのは、結核菌が薬剤耐性を示さないように治療するためです。薬剤を中途半端に使用すると耐性を示すことになり、治りにくくする恐れがあります。そうした事態を避けるために、状況によっては医療従事者の前で薬剤を服用してもらうこともあります。
腎結核により腎機能障害が引き起こされていることがあります。腎機能を正確に把握しながら慎重に治療薬容量を調整することが重要です。腎結核を放置することで腎不全に陥り、透析を余儀なくされることもあります。こうした事態を避けるためにも、適切なタイミングで治療をおこなうことが大切です。
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