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すいのうほう

膵のうほう

最終更新日
2017年04月25日
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2017/04/25
掲載しました。

概要

膵のうほうとは、膵臓内に生じたのうほう(内部に液体成分がたまった袋状の構造物)のことを指します。

原因

先天的なもの、外傷急性膵炎腫瘍(しゅよう)に関連しているものなどさまざまな原因があります。腫瘍性の膵のうほうはさらに膵管内乳頭粘液性腫瘍、粘液性嚢胞腫瘍(ねんえきせいのうほうしゅよう)漿液性嚢胞腫瘍(しょうえきせいのうほうしゅよう)などに分類することができます。

症状

膵のうほうが存在することで、特別な自覚症状が現れることはありません。

しかし、急性膵炎の合併症として膵のうほうができた場合、それに関連して発熱や吐き気、腹痛などの症状がみられることがあります。そのほかにも内部に出血をきたしたり、のうほうが破れたり、感染症を起こしたりすることもあります。

また、腫瘍に関連した腫瘍性の膵のうほう(膵管内乳頭粘液性腫瘍、粘液性嚢胞腫瘍など)では、悪性腫瘍との関連性があることが指摘されています。膵のうほうそのものが悪性化したり、膵のうほうが存在する場所とは異なった場所に膵臓がんが発生したりすることもあります。このような悪性化のリスクもあると考えられているため、たとえ無症状であったとしても定期的な経過観察を受けることが大切です。

検査・診断

超音波検査やCT検査、MRII検査といった画像検査を行うことが重要です。膵のうほうは自覚症状が現れないこともあるため、別の理由で行われた画像検査などをきっかけとして偶然みつかることも珍しくありません。

また、腫瘍性のものを含めてどのようなタイプの膵のうほうであるか判断するための検査もおこなわれます。具体的には、以下のような検査が適宜行われます。

  • 超音波内視鏡検査
  • 内視鏡下胆管膵管造影検査
  • 細胞診

など

また、腫瘍性の膵のうほうが指摘された場合には、がん化のリスクも伴うため、定期的な画像検査を受けることが大切です。

治療

治療方法は、腫瘍性のう胞、非腫瘍性のうほうで異なります。

非腫瘍性のうほうで急性膵炎などの後に発症するタイプのものは、出血や感染症などのリスクがあります。そのため、発症間もない時期には絶食や点滴などで経過を確認し、長期間膵のうほうが残存するような場合には手術、ドレナージなどの治療方法も検討されます。

腫瘍性のうほうの場合、がん化のリスクを評価しつつ、適切なタイミングで手術などを検討します。発見されてすぐに治療を行わない場合でも、経過と共に膵のうほうの形態が変化し手術が必要になるケースもあります。そのため、定期的な経過観察を受けることが重要です。

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