すいのうほう

膵嚢胞

同義語
膵嚢胞性疾患,膵のうほう
最終更新日:
2018年09月14日
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2018/09/14
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概要

膵嚢胞とは、液体成分を内部に含む嚢胞(のうほう)が膵臓に形成される病気のことを指します。無症状で経過し、検診などで偶然指摘されることがあります。

膵嚢胞は先天的なもの、後天的なものなど種類が多彩であり、がんと関連するものもあります。

治療は、膵嚢胞の種類によって異なりますが、がんの発生が懸念される場合には、手術が行われることもあります。

原因

膵嚢胞は、先天的に発症することもあれば、後天的な要因により発症することもあります。

後天的に発症する場合には、膵炎や腹部の外傷、アルコールの大量摂取などが原因となることがあります。

がんの発生が懸念される場合があり、また、原因や膵嚢胞の性質によって治療が異なることから、診断の際には詳細な評価が重要となります。

症状

膵嚢胞は無症状で経過し、検診などで行われた超音波検査やCT検査などをきっかけとして、偶然に病変を指摘されることがあります。場合によっては、腹痛や吐き気などの症状がみられることもあります。

がんとの関連性が強い膵嚢胞の場合には、病気の進行とともに体重減少や食欲不振、倦怠感などの全身症状が出現することがあります。

検査・診断

膵嚢胞は、偶発的に超音波検査にて指摘されることがあります。膵嚢胞が指摘された場合には、がんの発生が懸念されるものであるかを判断するために、時間を置いて複数回に渡り超音波検査を行うことがあります。

また、CT検査やMRI検査、MRCP、超音波内視鏡など、より詳細に評価するための画像検査を行うこともあります。

がんの発生が強く疑われる場合には、組織の一部や膵液を採取し、顕微鏡で観察する病理検査を行うことがあります。

治療

治療は、膵嚢胞の種類によって異なります。

膵炎外傷による嚢胞の場合は、経過中に出血や感染症を起こすことがあります。そのため点滴や絶食、抗生物質などによる内科的な治療や、場合によっては手術が行われます。がんの可能性が疑われる場合には、摘出術が行われます。

膵嚢胞の種類によって対応が異なるため、検診などで指摘を受けた場合には、詳細な診断を受けることが大切です。

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