治療
臀部慢性膿皮症では、病変の広がりなどをもとにして治療方針を決定します。範囲が狭く軽症の場合には、抗生物質や局所的な切開排膿、瘻孔切除などで対応します。
しかし、病変が広がってしまうと、こうした治療では完治が難しいこともあります。その際には、皮膚を広範囲に切除して植皮する手術が選択されることもあります。
がんの発生母地になることが懸念される場合にも、疑わしい病変部位を切除することになります。その他、状況に応じて免疫抑制剤や抗TNF-α剤の投与なども検討されます。
病気が進行すると徐々に皮膚病変が広がり、より難治性になります。そのため、疑わしい皮膚変化を臀部に見た際には、早い段階で病院を受診してより早期に治療を受けることが大切です。
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