ぜつつうしょう

舌痛症

最終更新日
2018年10月19日
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2018/10/19
掲載しました。

概要

舌痛症とは、舌がぴりぴりと痛い、といった症状があるにもかかわらず、痛みを引き起こすような原因を特定できない状態を指します。とき時に心因性のストレスから舌痛が生じることもあります。痛みは慢性的に持続するため、日常生活の質が低下することもあります。

治療としては、口腔内の清潔を保つ、禁煙をする、虫歯を治す、義歯の不具合を調整するなどの対応をします。

原因

舌痛症の原因は明らかではありません。自律神経の失調やうつなど精神的な要因やホルモンバランスの変化などが発症に関与しているとも考えられています。

症状

舌痛症は、中高年の女性に多くみられます。舌が痛み、ヒリヒリ、ぴりぴり、じんじん、といった感覚が慢性的に継続します。舌痛症による痛みは持続的であり、日常生活に支障が生じることもあります。

検査・診断

舌の痛みを生じるような疾患、すなわち舌炎アフタ性口内炎扁平苔癬(へんぺいたいせん)などの口腔粘膜疾患や、義歯、不良補綴物(ほてつぶつ)による障害、口腔乾燥症口腔カンジダ症、舌癌などの疾患の有無を確認します。血液検査や口腔内の細菌培養検査により、鉄欠乏性貧血やビタミン欠乏、亜鉛欠乏、カンジダ症の有無を確認します。

これらの検査から舌の痛みを生じる原因が判明しない場合には、舌痛症と診断されます。

治療

一般的な口腔内の清潔を保つ、禁煙をする、虫歯を治す、義歯の不具合を調整するなどの対応をします。自律神経の失調やうつなど精神的な要因から舌の疼痛が生じることもあるため、そのような場合には精神科への受診が必要となることもあります。

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