原因
毛が生まれてから抜けるまでのサイクルを毛周期といい、成長期、退行期、休止期の3期間からなります。個人差はありますが、休止期の毛髪が50本から100本程度ずつ脱毛していき、その後、新しい毛髪が生えてきます。何らかの原因でこのサイクルが乱れた場合に抜け毛の方が多くなり、薄毛の原因となることがあります。
薄毛の原因はさまざまですが、大きく分けると以下のようなものがあります。
男性ホルモンの影響によるもの
一般的に男性ホルモンはひげや胸毛などの毛を濃くするように作用しますが、前頭部や頭頂部においては、軟毛化(毛が短く薄くなる)を起こします。男性型脱毛症では、毛周期を繰り返す過程で成長期が短くなり、休止期にとどまる毛包が多くなるために薄毛になります。
また、男性型脱毛症では遺伝的な要因が大きいといわれています。
頭皮のトラブルによるもの
頭皮の皮脂が多い場合や、脂漏性皮膚炎などの皮膚の病気を起こしている場合も薄毛の原因となることがあります。
内臓の病気によるもの
慢性甲状腺炎などの甲状腺ホルモン異常、膠原病、貧血、栄養・代謝異常などの病気も薄毛の原因となることがあります。
ストレス・食生活の乱れ
ストレスやビタミン・ミネラル不足などの食生活の乱れ、急激なダイエットなどでも脱毛の原因となることがあります。
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