治療
まず、原因薬剤の使用を中止します。しかし、抗がん剤や抗結核薬など服用を続けることが望ましい薬の場合には、一旦使用を中止した後に少量から徐々に量を増やしていき、体に慣らしながら通常量まで増やすという減感作療法が行われます。
重症のアナフィラキシーに陥った場合には、速やかな全身管理が必要となり、アドレナリン大量補液を行って血圧を正常化します。呼吸困難が著しい場合には気管切開や気管挿管が行われます。
また、重症薬疹(中毒性表皮壊死症など)の致死率は高く、早期に発見し各科横断的な集学的治療が必要になります。