症状
薬剤アレルギーの症状は軽症なものから生命に関わる重篤なものまでさまざまです。症状の現れ方はアレルギーのタイプによって異なります。
Ⅰ型アレルギー
一般的な症状は蕁麻疹です。重症なタイプでは、気管の粘膜がむくむことで呼吸困難を生じたり、血圧の急激な低下によるショック状態などのアナフィラキシー症状を呈したりすることがあります。
Ⅱ型アレルギー
溶血性貧血による倦怠感や動悸、息切れなどの貧血症状や黄疸が現れます。また、長期間未治療の状態が続くと胆石症を合併することもあります。血小板減少を起こすものでは、出血しやすくなり、鼻血やアザが生じやすくなります。
Ⅲ型アレルギー
免疫複合体が障害する組織によって症状はさまざまですが、血清病による発疹や発熱、関節痛、腎炎によるむくみなどが生じます。
Ⅳ型アレルギー
蕁麻疹以外の薬疹や薬剤性肝障害などが生じます。
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