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ちゅうししょう

虫刺症

俗称/その他
虫刺され
最終更新日
2021年03月22日
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2021/03/22
更新しました
2017/04/25
掲載しました。

概要

虫刺されは、蚊やノミなどに刺されることで生じる身近な皮膚病です。“虫刺症”と呼称される場合もあります。

多くの虫刺されは、アレルギー性の軽い炎症反応を部分的に起こすものであり、腫れや痛みを生じます。ただし、ハチやムカデなどに繰り返し刺された場合は命に関わることがあるため注意が必要です。

人を刺したり咬んだりする虫は、特に草むらに多く生息しています。外遊びや庭仕事をするときには長袖や長ズボンを着用して肌の露出を減らすなど、予防対策をとるようにしましょう。また、露出する部分には虫よけ剤を用いたり、子どもには携帯用の虫よけ器を身に付けさせたりすることも効果的です。

原因

虫刺されは、さまざまな昆虫がヒトを刺したり咬みついたり、皮膚から血を吸ったりすることで起こります。刺咬性節足動物(ハチ・クモ・ムカデなど)によるものと、吸血性節足動物(蚊・ブユ・ノミ・ダニなど)によるものがあります。そのほか、ガなどの有毒毛をもつ昆虫との接触によって生じた皮膚炎も虫刺されに含まれる場合があります。

症状

症状は虫の種類によって異なります。また、年齢、刺された頻度、体質などによって個人差がみられます。一般的に、アレルギー体質の人は症状が強く出るといわれています。赤ちゃんの虫刺されは、大人と比べて腫れが大きくなりやすいことが特徴です。

主な症状は、昆虫由来の毒成分による“刺激反応”と毒成分や唾液成分に対する“アレルギー反応”によって生じる炎症です。刺激反応が起こると、刺されたり咬まれたりした直後に腫れや痛みが生じたり、皮膚が赤くなったりします。アレルギー反応が起こると、刺されたり咬まれたりした直後か約30分後に紅斑(こうはん)蕁麻疹(じんましん)・ショックなどの症状がすぐに出る場合(即時型反応)と、12~48時間後にかゆみのある紅斑・丘疹(きゅうしん)・水ぶくれが出る場合(遅延型反応)があり、共通してかゆみや赤みを伴う腫れがみられます。

ハチやムカデなどの刺咬性節足動物に刺された場合には、アナフィラキシーショックと呼ばれる血圧の低下や意識障害など、命に関わる重篤な症状が現れることもあります。

検査・診断

通常、特に検査は必要ありません。しかし、ほかの病気と区別するために血液検査や皮膚生検(皮膚を採取して調べる検査)などを行う場合があります。

治療

多くの場合、虫刺されは症状の軽いアレルギー性反応のため、自然に治癒します。しかし、かゆみが強い場合には、副腎皮質ステロイド外用薬などが使用されます。患部に腫れや水疱(すいほう)形成が認められるなど炎症反応が強い場合や、皮疹(ひしん)が多発することで強いかゆみが生じている場合などには、かゆみ止めの作用がある抗ヒスタミン薬や短期間のステロイド内服を併用することがあります。

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