検査・診断
起立性調節障害のような症状は、不整脈などの心疾患やもやもや病などの脳疾患でも生じる場合があります。そのため、起立性調節障害と診断するためには、検査を行って客観的に評価を行い、これらの病気を除外することが重要です。
具体的には次のような検査が行われます。
新起立試験
起立性調節障害の診断を下すために必須となる検査です。
検査では、10分間横になった後すぐに10分間起立し、血圧と心拍数を測定して変化を観察します。
心電図検査
失神がみられる場合は、失神を引き起こす不整脈の有無を調べるために心電図検査を行います。正確な診断のためには、24時間心電図を連続で計測するホルター心電図検査が必要となることもあります。
画像検査
同じく失神がみられる場合には、もやもや病など脳疾患の可能性を調べるため、CTやMRIなどの画像検査が行われることもあります。
血液検査
ホルモンバランスの異常や低栄養などが原因と考えられる場合は、血液検査を行い、それぞれの数値が正常かどうかを確認します。
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