症状
起立性調節障害の主な症状は、立ちくらみ、めまい、動悸です。症状は立ち上がったときや長時間立っているとき、入浴時、精神的なストレスを感じたときなどに起こりやすく、重症の場合は失神することもあります。
症状の現れ方によって以下の4つのタイプに区別されます。
- 起立直後性低血圧……起立直後の急激な血圧低下によって発症します。
- 体位性頻脈症候群……血圧の変化に異常はないものの心拍数が上昇し続けます。
- 神経調節性失神……起立中に突然急激に血圧が低下します。
- 遷延性起立性低血圧……起立中に徐々に血圧が低下します。
これらの症状は一時的なものですが、血圧が低い状態が続くと寝起きが極端に悪くなったり、食欲不振や顔色不良、倦怠感、頭痛などの症状が続いたりすることによって、日常生活や社会生活に大きな支障をきたすこともあります。
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