治療
原発巣や全身の状態を考慮して治療が選択されます。
外科的切除
原発巣のがんがコントロール可能であり、根治的な治療を行える場合には手術をして取り除く治療が優先されます。
放射線治療
手術が行えない場合には、放射線治療を行うことがあります。一般的に、直径3㎝以下の腫瘍にはγナイフなどの定位放射線治療が適応になります。転移巣が多く定位放射線治療が難しい場合には、全脳照射が行われます。
脳のむくみや脳圧を下げる治療
転移性脳腫瘍は脳がむくみやすく、脳圧が上がりやすい病気です。手術ができず、放射線治療にも効果がない場合には、非常に速い進行で脳のむくみや脳圧の上昇がみられ、激しい頭痛や嘔吐、意識障害が起こりえます。このような場合には、脳のむくみを取るためにステロイド投与を行ったり、脳圧を下げるために濃グリセリンなどを投与したりすることがあります。
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