検査・診断
適応障害の診断には、血液検査や画像検査による明確な基準はなく、症状の現れ方や時期、ストレスとの関係などを丁寧に問診していくことが必要となります。
なお、適応障害は脳腫瘍やてんかん、甲状腺疾患など脳の器質的疾患や身体疾患に起因する症状を除外した後に診断されるため、脳の病変をチェックするCT検査、MRI検査、脳波検査や採血検査などが行われることがあります。そして、診察や心理検査により既存のほかの精神疾患の診断基準をいずれも満たさないことを確認します(除外診断)。
そのうえで、日常的なストレスに遭遇後、本人に著しい精神的苦痛や社会的機能の障害が生じていれば、適応障害と診断されます。
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