こつてんい

骨転移

同義語
転移性骨腫瘍
最終更新日:
2024年10月21日
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2024/10/21
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治療

がんの進行度や日常生活への支障の程度、全身状態などに応じて薬物治療、放射線治療、手術を行います。

薬物治療

骨転移は抗がん薬治療やホルモン療法(乳がん前立腺がん)が有効な場合があり、全身状態やがんの進行度などによってこれらの薬物療法を行います。しかし、効果が出るまでには時間がかかるため、神経症状の予防や破骨細胞のはたらきを妨げ骨転移の進行を抑制することを目的としたビスホスホネート系製剤(ゾレドロン酸)や抗RANKL抗体(デノスマブ)、また疼痛緩和を目的とした消炎鎮痛薬や医療用の麻薬などの痛み止めを優先的に使用します。

放射線治療

薬物治療を行っても十分な効果が得られなかった場合や、骨転移の疼痛や進行を早期に抑制する必要がある場合には放射線治療を行います。放射線治療は短期間で痛みを和らげることができる治療法として、骨転移に有効と考えられています。痛みがなくても、太もも(大腿骨)や二の腕の骨(上腕骨)など骨折が生じやすい部位に骨転移がある場合には、放射線治療を行うことで骨折予防の効果が期待できます。

手術

骨転移によって骨折した場合(病的骨折)や、骨折するリスクが高いと考えられる場合(切迫骨折)には、骨の内部に金属の支柱を挿入して骨の強度を高める内固定術や人工の関節と置き換える手術を行うことがあります。特に大腿骨に骨転移が生じた場合、骨折すると歩行が困難になることから手術を考慮することが多くなっています。また、骨転移が脊髄を圧迫して神経症状がみられる場合には、圧迫を解除するための手術が行われることもあります。現在はがん患者においても、手術後は速やかにリハビリテーションを行います。

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