治療
高齢者てんかんの治療は、主に抗てんかん発作薬による薬物療法が行われます。
薬物療法
治療に用いられる抗てんかん発作薬には、レベチラセタムやラモトリギン、ラコサミドなどがありますが、ほかの病気や使用中の薬、加齢に伴う体の変化を総合的に評価して選択されます。
高齢者は薬の代謝機能の低下により副作用が出やすいため、極めて少ない量(成人投与量の半分以下)から開始し、ゆっくりと増量していきます。高齢者てんかんは抗てんかん発作薬が効きやすく、多くの場合は少量で発作が抑えられるといわれています。
副作用と経過観察
抗てんかん発作薬には神経の興奮を抑えるはたらきがあるため、ふらつきや眠気などの副作用に注意が必要です。高齢の方の場合、ふらつきが転倒や骨折につながる可能性があります。
また、薬の組み合わせによる影響を避けるため、抗てんかん発作薬以外の薬やサプリメントなどを服用している場合は、医師や薬剤師の指示に従いましょう。必要に応じて血液検査を行い、副作用や全身状態を確認しながら治療を進めます。
服薬継続の必要性
てんかんは慢性の病気のため、一般的に抗てんかん発作薬による治療は長期間にわたります。服薬を急に中断したり、不規則に服用したりすると、てんかん発作の再発や重篤な症状を引き起こしやすいため、決まった時間の服薬を続けましょう。
自動車の運転に関する条件と注意点
てんかんの方が自動車を運転するには、原則として“発作が2年間ないこと”や“意識障害を伴う発作が起こらないこと”などが条件となります。また、加齢による認知機能や運動能力の低下も考慮し、決して自己判断はせず、医師に相談しましょう。
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