検査・診断
高齢者てんかんが疑われた場合、認知症やせん妄などの病気と区別するため、問診や脳波検査、画像検査などが行われますが、異常が見られない場合も多く、発作症状で診断します。
問診
まずは詳細な問診が行われます。発作中、本人は意識を失っていることが多いため、家族や介護者など、発作を直接目撃した人からの情報が欠かせません。突然の動作停止や自動症の有無、発作後のもうろう状態の長さなどを詳しく確認します。スマートフォンなどで発作時の様子を動画記録しておくことも、診断の助けになります。また、既往症や現在治療中の病気、服用している薬などについても確認されることがあります。
各種検査
脳の異常な興奮を調べる“脳波検査”や、てんかんの原因となる大脳の異常(脳血管障害や脳腫瘍など)を探すための“画像検査(MRI検査やCT検査など)”が行われます。また、より詳細な検査として“長時間ビデオ脳波モニタリング検査”があります。この検査では、2~3泊の入院期間中、持続的に脳波の測定とビデオ撮影を行うことで、発作のタイミングや症状を確認します。
そのほか、低血糖や電解質異常、腎不全などのほかの病気と区別するために血液検査を実施したり、心臓の病気による失神と見分けるために心電図検査を行ったりすることもあります。
鑑別が必要な病気
高齢者てんかんは、失神や一過性脳虚血発作(TIA)、せん妄、認知症、レム睡眠行動障害など、さまざまな病気と症状が似ているため、慎重な診断が行われます。
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