原因
2型糖尿病には、インスリン分泌が低下している場合とインスリンのはたらきが悪くなっている場合(インスリン抵抗性)があります。その原因としては、遺伝因子と環境因子が挙げられます。
遺伝因子
インスリンの分泌、または機能に関わる遺伝子は複数報告されており、これらの遺伝子異常が重なるほど発症しやすくなるといわれています。
環境因子
環境因子としては、肥満、運動不足、食生活の欧米化による脂質摂取量の増加が考えられています。また、栄養バランスの取れていない食事や不規則な食生活も関係しています。
食生活の変化と糖尿病
近年では、戦後の食生活の変化として大麦・雑穀などの摂取が激減したことによる、食物繊維とマグネシウムの摂取不足が2型糖尿病の発症にも大きく関わっていることが指摘されています。
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