検査・診断
2型糖尿病の診断には血液検査の結果が用いられます。
血糖値
はじめに血糖値を確認します。血糖値は食事のタイミングにより、空腹時血糖と随時血糖に分けられます。空腹時血糖126mg/dl以上または随時血糖200mg/dl以上が、糖尿病を診断するうえでの条件のひとつとなります。
HbA1c
HbA1c(ヘモグロビンA1c(NGSP))の値も重視されており、6.5%(NGSP値)以上であれば糖尿病と診断されます。HbA1c値は、過去1~2か月の血糖の平均を反映しているといわれています。これは、血液中のブドウ糖がモグロビンと結合するため、また、赤血球の寿命が平均120日(約4か月)であるためです。
75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)
このほか、血糖値の変化を調べるため、75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)が実施されることもあります。この検査では、75gのブドウ糖を摂取した後、時間の経過を追って採血し、血糖値を測定します。
健康な方の場合、血糖値は摂取後30分ごろに最大値を迎え、その後2時間ほどで基準値以下に戻ります。しかし、糖尿病(糖尿病型)の場合には血糖値が十分に下がらず高値のままとなります。2時間値が200mg/dl以上が、糖尿病の診断条件のひとつとなっています。
2型糖尿病は、これらの検査の結果を組み合わせて総合的に診断されます。
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