患者数が少ない希少疾患に、免疫系を構成するタンパク質「補体」が発症に関与するものがある。近年、補体系を標的とした薬が開発されたことにより、治療の可能性が広がりつつある。その一方で、日本では実施できる補体検査の種類が極端に少なく、研究者も減少傾向にあるという。日本補体学会は、そうした状況に風穴を開けることを目指して2014年に「任意団体の研究会」から「一般社団法人の学会」に移行した。同学会の井上徳光会長(和歌山県立医科大学分子遺伝学講座教授)に、学会が果たすべき役割や目指すものなどについて聞いた。
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