医療法人社団ユスタヴィア 理事長 、クリニックみらい国立 院長
宮川 高一 先生
医療法人社団 明芳会 イムス三芳総合病院 内分泌(甲状腺)・代謝(糖尿病)センター センター長
貴田岡 正史 先生
かんの内科 院長
菅野 一男 先生
DPP-4阻害薬は、糖尿病の治療薬として現在最も使用されている薬剤の一つです。その主な理由として以下の3つが挙げられます。
食事をして、食べ物が小腸に達すると分泌されるインクレチンというホルモンがあります。インクレチンが分泌されると、インスリンの分泌が促進されます。また一方で、グルカゴンの分泌を抑制します。
DPP-4阻害薬はこのインクレチンの働きを改善することで、インスリンの分泌を増やしグルカゴン分泌を抑制する働きをするのです。
シタグリプチンリン酸塩水和物、ビルダグリプチン、アログリプチン安息香酸塩、リナグリプチン、テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物、アナグリプチン、サキサグリプチン水和物がDPP-4阻害薬に含まれる薬剤です。
食事療法、運動療法をきちんとやらなければ、徐々に効果が少なくなります。薬が効いたからといって安心せず、食事療法と運動療法をしっかりと行いましょう。
作用時間が比較的短い薬もあるので、規則正しく飲むようにしましょう。
他のインスリン分泌を増やす薬剤(スルホニル尿素薬、速効型インスリン分泌促進薬)と並用することで、低血糖を引き起こしてしまうリスクがあります。
このほか、薬の種類によっては腎臓や肝臓の機能が低下している方に使用することが出来ないこと。また、稀に便秘や下痢を起こすことがあることにも注意が必要です。
医療法人社団ユスタヴィア 理事長 、クリニックみらい国立 院長
医療法人社団 明芳会 イムス三芳総合病院 内分泌(甲状腺)・代謝(糖尿病)センター センター長
かんの内科 院長
医療法人社団ユスタヴィア 理事長 、クリニックみらい国立 院長
日本糖尿病学会 糖尿病専門医
医療法人名のユスタヴィアは、フィンランド語で「友人たちを」という意味で、患者さんや地域の方々、医療従事者が共に支えあって医療に取り組んでいく事を理念としている。フィンランドは1型糖尿病の発症率が世界で一番高く、関わり方の多くをフィンランドから学んだことに由来している。治療に患者さんの生活を合わせるのではなく、多岐に渡っている患者さんの生活に治療を合わせ、各方面からサポートしている。患者さんが治療内容に納得し、継続した治療に向けてのモチベーションを引き出すことに努め、①見守る②待つ③ほめる④支える⑤選択してもらう、の5つのモットーを大切にしながら職員と共に日々邁進している。
宮川 高一 先生の所属医療機関
貴田岡 正史 先生の所属医療機関
菅野 一男 先生の所属医療機関
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