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インタビュー

公開日 : 2016 年 10 月 20 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

痛風治療における食事のポイントー痛風の方が摂りたい食べ物・避けたい食べ物は?

尿酸が結晶化して蓄積することで激しい痛みを伴う痛風。痛風の原因は食事にあるため、食事療法が有効だといわれています。特に「プリン体を多く含む食べ物は避けたほうがいい」とのうわさも耳にしますが、はたして本当なのでしょうか。その実際について、兵庫医科大学の山本徹也名誉教授にお話をききました。

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痛風治療としての食事療法—カロリーを過剰に摂る食事をひかえ、バランスよく

かつて、痛風の治療としての食事療法では、レバーやウニといったプリン体を多く含む食品を避けることが大切といわれていました。しかし現在ではそれほど気にする必要はないという考えが主流です。

プリン体は細胞の質や核の中に含まれる物質です。確かにレバーやウニなどはグラムあたりの細胞の数が多いため、プリン体の数も多い傾向にあります。しかし実際には食事から直接プリン体を摂取する量よりも、体内で合成されるプリン体の量のほうが、割合が高いことがわかっています。

とはいってもプリン体を含む食事を気にすることは必要ですが、最近は肥満の原因となるカロリーの過剰摂取をひかえバランスのよい食事を心がけることが重要といわれています。

 

痛風治療時の水分摂取について アルコール(ビール)は避ける?

痛風の患者さんは、こまめな水分補給が肝要です。6月から9月にかけての夏場に暑さで体が脱水状態になり血中の尿酸値が上がるため、痛風発作が起こることが多いと言われています。

さらに夏場に痛風発作が多い一因としてはビールなどアルコールを摂取する機会が増えるからといわれています。アルコールの分解時にはATPといわれる体内のエネルギー源が消費され、これが尿酸の生成を促進してしまいます。また、同時につくられる乳酸のはたらきによって、尿酸が尿と一緒に体外に排出されにくくなります。

要するに、アルコールはアルコールの代謝にともなって、主として尿酸の生成促進と尿酸の排出の低下のにより、血中の尿酸値を増加させます。

 

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