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公開日 : 2017 年 12 月 24 日
更新日 : 2018 年 01 月 03 日

Kobe Thyroid Lecture 2017 ~レフェトフ症候群の発見者Refetoff先生を招いて~

2017年11月25日「Kobe Thyroid Lecture 2017」が神戸ポートピアホテルでおこなわれました。レクチャーを主催するのは甲状腺疾患を専門とする隈病院であり、レクチャーの演者として招かれたのは世界的に有名な甲状腺内分泌学研究者、シカゴ大学名誉教授のSamuel Refetoff先生です。

本記事では貴重な一日となったKobe Thyroid Lecture 2017の内容をレポートします。

高名な研究者を招き、日本の研究者との交流を

レフェトフ先生 講演会

「Kobe Thyroid Lecture 2017」は、内分泌代謝診療の最新知見についての議論がなされる「臨床内分泌代謝Update」の第27回学術総会のあとにおこなわれました。レクチャーの演者には甲状腺内分泌学研究で有名なSamuel Refetoff先生が招かれました。

レクチャーの企画を担われたのは甲状腺疾患を専門とする隈病院の院長をつとめる宮内昭先生と、同病院の内科科長をつとめる伊藤充先生です。

レフェトフ先生 講演会

今回は「世界で高名な先生を日本に招き、日本の研究者との交流の機会をつくろう」という趣旨のもと、Refetoff先生のような有名な先生が招かれることとなりました。

きっかけをつくられたのは、名古屋大学医学部のトランスフォーマティブ生命分子研究所教授の吉村崇先生です。日本学術振興会では世界で高名な研究者を日本に呼び、講演をしていただき、日本の研究者とディスカッションし、交流を持つ機会を作ることを支援しています。吉村先生は学術振興会にRefetoff先生の招聘を申請し、これが認められRefetoff先生の来日が実現しました。吉村先生より宮内先生のほうにRefetoff先生の講演会を神戸でも開催し関西の甲状腺内分泌学者との交流会を持ってほしいとの要請があり、今回のレクチャーの開催が実現しました。

Refetoff先生はとても高名な先生で、日本へお呼びすることがなかなかかなわない方といえます。そのため本レクチャーの開催は非常に貴重な機会となりました。

レフェトフ病の発見者 Samuel Refetoff先生

レフェトフ先生 講演会

Refetoff先生は、世界的に有名な甲状腺内分泌学の研究者です。

1967年には甲状腺ホルモンの反応が低くなる遺伝性疾患「甲状腺ホルモン不応症(レフェトフ症候群)」を発見されました。またレフェトフ症候群のほかに、甲状腺ホルモンの調節、産生、細胞内輸送および作用に関する多くの異常症をみいだされており、甲状腺内分泌学研究の第一人者とよばれています。

2017年現在は、シカゴ大学の内科および小児科の名誉教授、そして同大学内分泌研究所の現役の所長をつとめられており、今も精力的に甲状腺内分泌学分野の研究に取り組まれ続けています。

これまでさまざまな発見をされた経歴を持ち、さらに現在も最新研究にかかわられている著名な先生からレクチャーを受けられる機会は、甲状腺内分泌学を専門とする医師にとって注目の集まるものとなりました。