【疾患啓発(スポンサード)】

クリップする
URLを入力して
記事をクリップしましょう
指定された URL のページが見つかりません
S664x430 04730ea9 1bf6 430a a802 0c0b65751464
冠攣縮性狭心症とはー原因・検査・治療について
狭心症とは心臓の筋肉に栄養を与えている冠動脈という血管が何らかの理由で細くなり、心臓が酸素不足になってしまう疾患です。放っておくと死に至る可能性もあるため、早期発見、早期治療が求められます。今回...
クリップに失敗しました
クリップ とは
記事にコメントをつけて保存することが出来ます。検索機能であとで検索しやすいキーワードをつけたり、読み返し用のメモを入れておくと便利です。
また、記事を読んで疑問に思ったこと、わからないことなどをコメントに書き、「医療チームのコメントを許可する」を選んで頂いた場合は、医師や看護師が解説をメールにてお送りする場合があります。
※ クリップ内容は外部に公開されません

冠攣縮性狭心症とはー原因・検査・治療について

公開日 2017 年 07 月 23 日 | 更新日 2018 年 06 月 01 日

冠攣縮性狭心症とはー原因・検査・治療について
村松 俊哉 先生

総合東京病院 副院長、心血管インターベンション治療センター長

村松 俊哉 先生

目次

狭心症とは心臓の筋肉に栄養を与えている冠動脈という血管が何らかの理由で細くなり、心臓が酸素不足になってしまう疾患です。放っておくと死に至る可能性もあるため、早期発見、早期治療が求められます。

今回は狭心症の種類や症状、治療について4記事に渡ってご説明いただきます。まず本記事では狭心症の基本的な概要と、狭心症のなかでも投薬で治療が完結し比較的予後がよいとされる冠攣縮性狭心症について、総合東京病院副院長であり、心血管インターベンション治療センター長を務められる村松俊哉先生にお話を伺いました。

狭心症とは?

狭心症とは、心臓の筋肉に栄養を与え、心臓を動かしている冠動脈の血液の循環が何らかの理由で悪くなり、心臓が酸素欠乏をきたす疾患です。冠動脈には右冠動脈、左冠動脈があり、左冠動脈は左主幹部を起点にさらに左回旋枝(ひだりかいせんし)と左前下行枝(ひだりぜんかこうし)とに分かれています。

心臓の血管

狭心症の症状–発作や胸の痛み

胸を抑える人

5〜10分間の発作が特徴

狭心症の代表的な症状は「発作」です。ここでいう発作とは胸が痛み、苦しくなることを指します。これは何らかの理由で冠動脈の血流が滞って、心臓に十分な酸素が送られなくなることによって起こります。

胸の痛みといっても、瞬間的な痛み、持続的な痛み、ズキっとした痛みや、チクチクした痛み、締め付けられる痛みなど、痛み方はさまざま考えられますが、狭心症の発作における胸の痛みは持続的で、胸がぎゅっと締め付けられるような一過性の痛みです。1回の発作は5〜10分間といわれており、時間が経過すると症状は落ち着きます。

狭心症の種類

狭心症には大きく分けて2つの種類があります。

<狭心症の種類>

  • 冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)
  • 労作性狭心症(ろうさせいきょうしんしょう)

またこの他に川崎病の後遺症や大動脈弁狭窄症による虚血で狭心症のような症状を引き起こすこともありますが、疾患の分類としては少し異なりますので、今回は割愛します。

狭心症はその種類に応じて原因や症状が出るメカニズム、治療方法が異なります。今回はまず若年の方に多い冠攣縮性狭心症についてご説明します。

労作性狭心症に関しましては記事2『狭心症の症状と原因‐労作性狭心症と心筋梗塞との違いは何か?』をご覧ください。

冠攣縮性狭心症の特徴とメカニズム

冠攣縮性狭心症とは?

冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)は血管の壁を作っている筋肉「平滑筋(へいかつきん)」がけいれんを起こすことによって、冠動脈の一部が一時的に狭窄を起こし、発作を引き起こします。

冠攣縮性狭心症は日本人に多く、突発的に朝方に発作が起きることが特徴です。記事2『狭心症(労作性狭心症)の原因と症状‐心筋梗塞との違いは何か?』でお話しする労作性狭心症と違って、運動などが引き金となって発作が生じることはなく、罹患後に段階的に悪くなっていくこともほとんどありません。

冠攣縮性狭心症の原因は?

飲酒

原因は飲酒と寒冷?

冠攣縮性狭心症の原因は、実はまだあまりはっきりとわかっていません。今のところ原因としてあげられているのは下記の2つです。

<冠攣縮性狭心症の原因>

  • 飲酒
  • 寒冷

まず前夜に飲酒した翌朝に発作が起きることが多いため、お酒の代謝物質が血管のけいれんを引き起こしているのではないかといわれています。さらに、寒い時期に発作が多く、暖かくなってくると発作が減る患者さんが多いことから、寒いと血管がけいれんしやすいのではないかとも考えられています。

冠攣縮性狭心症を罹患する患者さんの特徴

40〜50歳代の方が罹患

冠攣縮性狭心症は労作性狭心症と比べると発症年齢が若いことが特徴です。働き盛りで比較的若い40〜50代の方が多く罹患します。また先ほど述べたように日本人の罹患率が高いことも特徴の1つです。

冠攣縮性狭心症の検査方法

狭心症の基本的な検査が必要

検査において一番重要なことは、労作性狭心症か冠攣縮性狭心症か見極めることで、基本的な検査は同じです。またホルター心電図の検査で心電図変化と症状が一致していれば、診断に大きく前進するといってよいでしょう。場合によってはカテーテル検査で、冠動脈の痙攣を誘発するようなテストを行うこともあります。

冠攣縮性狭心症の治療方法は?

のみ薬

内服薬「カルシウム拮抗薬」が治療の中心

冠攣縮性狭心症の治療は外科手術などの必要がなく、薬の服用だけで治療が可能です。「カルシウム拮抗薬」の中でも、冠動脈の平滑筋に作用し収縮を防ぐタイプのものを内服していただきます。場合によってはその他に硝酸薬などを追加で内服や外用していただくこともありますが、発作を防ぐことができ、比較的予後もよいため、発作に早期に気づき診断を受けることが第一です。

 

なお、受診を決めている方は以下予約専用ダイヤルにてお問い合わせいただけます。

≪総合東京病院外来予約専用ダイヤル≫

受付時間:午前9時~午後5時(日曜・祭日を除く)

03-3387-5545

  • 初診の方もこちらのお電話でご予約いただくことが可能です。
  • お持ちの方は患者ID・名前・受診希望の診療科・医師名・日時をお伝え下さい。
  • お問合わせの際はメディカルノートのこちらの記事を見た、とお伝えいただくとスムーズです。

総合東京病院の副院長であり、心血管インターベンション治療センター長。心臓カテーテル治療の専門家であり国内外の医師を指導するほか、心臓カテーテル治療専門書も多く執筆。

関連記事