医療法人社団 創進会 みつわ台総合病院(以下、みつわ台総合病院)では、救急医療を中心に、地域に貢献できる病院を目指してきました。さらに、幅広い病気に対応できるさまざまな診療科を揃えており、その中でも特に、外科と整形外科に注力しています。
地域に貢献することを目指して、患者さん一人ひとりに適した治療の提供に努める、みつわ台総合病院の院長である中田泰彦先生にお話を伺いました。
当院は、1988年に開院して以来、地域の急性期病院としての役割を担い、24時間365日救急診療の依頼に対応できる体制を整えており、率先して救急車を受け入れるなど、救急医療に積極的に取り組んでいます。
当院の位置する千葉県千葉市若葉区では、高齢化が進んでいます。当院に入院される患者さんのなかには、さまざまな合併症を抱えていて治療期間が長引く方が増えています。また、一人暮らしであったり、ご家族もご高齢であったりすることから、退院後の生活に支障が出る方が増えていることが問題視されています。そのため、当院を退院した後も、患者さんが住み慣れた町で安心して暮らせるように、当院とは異なる機能を持つ病院や地域の医療機関と緊密に連携を取り、地域完結型医療を目指しています。
当院は、急性期医療の根幹のひとつである救急医療に力を入れています。24時間365日救急患者さんの受け入れを行うことで、地域の方々のニーズに対応してきました。一般診療を行っている時間帯には、内科系と外科系の診療科から救急当番医を配置し、一般診療を行っていない時間帯には、内科系と外科系の診療科から当直医を1人ずつ配置しています。急を要する患者さんに対しても、スムーズに対応できる体制を整えています。
また、当院では、突然の心停止に対して迅速かつ適切なチーム蘇生をスタッフが習得することを目的として、定期的にICLS(Immediate Cardiovascular Life Support)研修会を実施しています。救急医療を担う急性期病院として、医師や看護師だけでなくコメディカルのスタッフにも、突然の心停止に対応できる力が必要であると考えているからです。
当院では、これからもスタッフが一丸となり、救急医療に真摯に向き合うことで、地域により貢献できる病院の構築に努めていきます。
当院では、総合病院としての役割を果たすため、外科および整形外科を中心に22の診療科を設けています。(2019年4月1日現在)
当院の外科では、一般外科治療、癌治療、緩和医療から救急医療にいたるまで、患者さんにとってよりよい医療の提供を心がけております。さらに、退院後の生活の質が低下しないように、病院や地域の医療機関、福祉施設との連携を図り、継続的なサポートを行えるように支援を行っています。
また、可能な限り患者さんに負担の少ない治療を提供したいとの思いから、開腹手術に比べ傷跡が小さく手術後の痛みが軽減できる腹腔鏡手術を積極的に行っています。
整形外科においては、救急外傷、手の外科、脊椎脊髄外科を3本柱として診療を行っていますが、そのほかの整形外科の病気に対しても、偏りなく対応できるように努めています。
救急外傷は、小児からご高齢の方々まで幅広い年齢層の患者さんがいらっしゃいます。特に小児の救急外傷の場合は緊急手術となるケースも多いため、より正確な診断と適切な治療の提供に務めています。
また、手は、骨や神経が密集しており、人間の体の中でもとくに緻密で繊細な領域といわれています。当院の整形外科には、日本手外科学会の認定を受けている手外科専門医が2名在籍しています。(2019年4月25日時点)そのため、繊細な手の領域に対しても、専門的な治療を提供することが可能です。
当院では、患者さんに寄り添い、心配りを大切にする病院でありたいと思っています。また、患者さんのご家族にも信頼していただけるよう、ご家族に寄り添ったコミュニケーションを心がけています。
近年、地域の高齢化にともない救急車の出動件数も徐々に増えつつあるため、救急医療は地域になくてはならないものであると言えます。その役割を担うことが当院の基本方針であり、地域の方々のニーズに対する責任のある対応と考えております。これからも24時間365日受け入れ態勢を整え、地域の救急医療の中核病院として地域に貢献できる病院を目指し続けていきます。そのため、地域の方々になにか不安なことがある場合には、いつでもご相談いただければと思います。
当院はさまざまな経験を積んだり、スキルアップを目指したりするには、適した病院だと思います。特に、救急医療の場面において、医師としてのやりがいを感じることのできる瞬間も多くあります。急性期病院で救急医療を学びたいと考えている医師の方々には、当院で我々と共に、地域の方々や患者さんに信頼される病院を目指してほしいです。
医療法人社団 創進会 みつわ台総合病院 理事長・病院長
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まずはメディカルノートよりお客様にご連絡します。
現時点での診断・治療状況についてヒアリングし、ご希望の医師/病院の受診が可能かご回答いたします。