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専門のスタッフが24時間365日対応――救急センターの特徴

専門のスタッフが24時間365日対応――救急センターの特徴
米満 弘一郎  先生

社会医療法人寿量会 熊本機能病院 理事長

米満 弘一郎 先生

目次
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夜中に急に具合が悪くなった、休日にけがをしてしまい病院が開いていない……。このようなとき、頼れる場所が近くにあることは生活するうえでの大きな安心につながります。熊本機能病院の救急センターは、開設以来、24時間365日体制で患者さんを受け入れ、地域の“駆け込み寺”としての役割を担ってきました。救急センター長の米満 弘一郎(よねみつ こういちろう)先生に、救急専門医*や専門スタッフが常駐する手厚い医療体制や、地域医療と専門的な医療の両立を目指すセンターの取り組みについてお話を伺いました。

*救急専門医:日本救急医学会が認定(本記事内の「救急専門医」はこれを指す)。

数十年前には入院設備のある診療所が多く、夜間でも近所の診療所に駆け込めば医師がいて診てもらえるといった時代もありましたが、近年ではそうした施設は減少傾向にあります。当院の救急センターは、平日夜間や休日など、地域のクリニックが診療を行っていない時間帯のニーズに応える地域のインフラとしての役割を重視しています。当院は指の再接着などを行う整形外科や、形成外科領域に強みを持っています。そのため、一般的な急病はもちろんのこと、労働災害や事故による外傷など、遠方から救急搬送されるケースにも対応しています。

当センターでは、内科医と外科医の2名体制を基本としつつ、平日の日中や夕方、土日などの特定時間帯には救急専門医が診療にあたっています。救急専門医は特定の領域だけでなく、さまざまな病気やけがの初期対応を専門とした医師です。救急専門医がいる最大のメリットは、初期対応の幅広さと適切さにあります。「専門外だから診られない」と断ることなく、一般的なけがから、アナフィラキシーショック心肺停止といった重篤な状態まで幅広く対応し、スムーズに専門治療へとつなげることができます。

当院では、薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師が呼び出し対応ではなく、24時間常駐しています。薬剤師は夜間でも薬の飲み合わせのチェックや服薬指導を行い、薬のミスや事故を防ぎます。診療放射線技師・臨床検査技師はCTやMRIなどの精密検査や血液検査を、時間を問わず速やかに行えます。これに加えて、現在は放射線科医によるオンコールでの24時間読影体制(画像の診断)も整えています。夜間であっても昼間と変わらない水準の検査・診断ができる体制は、当院の特徴であり、大きな強みです。

救急を専門とした看護師のチーム体制を整備

また、看護師も病棟との兼務ではなく、“救急センター専属”のチームを組んでいます。救急医療に熟練したスキルを持つ看護師が常に在籍していることで、医師との連携もスムーズになり、一刻を争う現場でのチームワークを発揮します。

救急車で運ばれてくるけがや病気は、実は「氷山の一角」に過ぎないことがあります。たとえば、転倒して骨折した高齢の患者さんの場合、その背景には認知症により歩き方が不安定になっている場合や、筋力が低下している(フレイル)場合など、根本的な問題が隠れていることが少なくありません。

当院が目指すのは、“救急医療と専門医療の両立”です。救急でけがの手当てをして終わりにするのではなく、「どうして転んだのか?」という背景まで掘り下げ、必要であれば院内のリハビリテーション科などの医師にスムーズにつなぎます。その場限りの処置だけでなく、患者さんが地域で長く元気に暮らせるようなトータルケアを提供できる点が、複数の診療科を持つ当院の強みです。

救急の現場は慌ただしく、患者さんは「急に運ばれてどうなるんだろう」と大きな不安を抱えています。だからこそ私たちは、たとえ緊急時であっても、まずは「救急医の米満です」「看護師の〇〇です」としっかりと自己紹介をし、患者さんが今どのような状態で、これからどのような処置をするのかを丁寧に説明することを心がけています。特にけがをした患者さんはショックを受けている方もいらっしゃいますので、まずは「安心して任せられる」と感じていただくことが治療の第一歩だと考えています。

当センターは24時間365日、いつでも相談できる窓口です。「救急車を呼ぶほどではないけれど、痛みが強くて不安」「移動手段がない」といった場合でも、まずはお電話でご相談ください。急なけがの際にも遠慮なく頼っていただければと思います。

当院では、先生方のクリニックや介護施設へ、当院の救急車で患者さんをお迎えに行く「ナースカー」の運用を行っています(平日の日中)。看護師が同乗して申し送りを行いますので、スタッフの方々が付き添う必要がなく、診療業務をさまたげません。公的な救急車を呼ぶべきか迷うようなケースでも、ぜひご活用ください。

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