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アレルギー性結膜炎

最終更新日
2021年06月15日
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2021/06/15
更新しました
2017/04/25
掲載しました。

概要

アレルギー性結膜炎とは、目の表面に花粉やダニなどのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着して、結膜に炎症を起こす病気です。いわゆる花粉症として発症する季節性アレルギー性結膜炎や、季節は関係なくアレルギー症状を現す通年性アレルギー性結膜炎もアレルギー性結膜炎に含まれます。

日本ではスギをアレルゲンとした花粉症を代表に、およそ2,000万人がアレルギー性結膜炎だと考えられています。また、アレルギーが原因で発症する病気であることから、アトピー性皮膚炎などほかのアレルギー性疾患を合併していることもあります。アレルギー性結膜炎は長期間にわたる対処が必要なことから、上手な付き合い方が求められる病気です。

原因

アレルギー反応

まったく無害なものに対しても過剰な免疫反応を起こすことがあり、これをアレルギー反応といいます。アレルギー性結膜炎の原因はこのアレルギー反応です。人間の体には、免疫と呼ばれる体内に入ってくる異物を排除しようとする仕組みがあります。本来の免疫反応は、細菌やウイルスなどヒトにとって有害なものから体を守るはたらきを持っています。

アレルギー反応が引き起こされると、肥満細胞などのアレルギーに関連する一連の反応が生じてヒスタミンなどが放出、眼の知覚神経や毛細血管が刺激された結果、眼の血管が拡張して充血する、かゆみが生じる、涙が増えるなどのアレルギー症状が出現します。なお、アレルギーをベースに発症する病気としては、アレルギー性結膜炎以外にもアトピー性皮膚炎食物アレルギー喘息(ぜんそく)などが知られています。

アレルギー反応の原因となるもの

アレルギー性結膜炎では、スギやヒノキなどの花粉、ダニなどに対してアレルギー反応を起こすことで発症します。花粉は季節的に飛散しやすい時期があり、その時期に一致する形でアレルギー性結膜炎が生じることが多く、このタイプのものを季節性アレルギー性結膜炎と呼びます。

そのほか、季節とは関係なくアレルギー性結膜炎が生じることもあり、こちらは通年性アレルギー性結膜炎と呼びます。近年、日本では花粉症が増加しており、アレルギー結膜疾患の中では季節性のアレルギー性結膜炎が大多数を占めています。

症状

アレルギー性結膜炎の主要症状は、眼のかゆみや充血、目がゴロゴロするといった異物感、目やにや涙の増加などです。これらは季節、通年性に共通しています。またアレルギー性結膜炎では、目がかゆくて頻繁にこすってしまうため、角膜を傷つけてしまい視力低下を起こすこともあります。

検査・診断

アレルギー性結膜炎は多くの場合、自覚症状と他覚所見(医師の視診)によって診断を行うことが可能です。そのほかにも既往歴(毎年同じ時期になると症状が現れるなど)の確認が、重要な診断材料となります。また、アレルギー反応を確認するために、涙液や血液中のIgE抗体の量を調べるアレルギー検査が行われます。

治療

アレルギー性結膜炎では、薬物を用いた対症療法に加え、アレルゲンとの接触をなるべく避けるといった予防策が重要になります。

薬物療法では日常生活に支障がないよう、かゆみなどの症状を軽くすることが中心となります。主に抗アレルギー点眼薬を使用しますが、重症の場合にはステロイド点眼薬を使用する場合があります。アレルギー性結膜炎では眼に症状が限局せず、鼻やくしゃみなどの症状を伴っていることの多いため、点鼻薬や内服薬などを使用することもあります。

アレルギー性結膜炎では花粉が原因となることが多いため、アレルゲンに触れないようゴーグルやマスクをする、外出から帰ってきた際には家に持ち込まないよう玄関先で花粉を払うなどの対策も重要です。さらに、原因となっているアレルゲンが同定できる場合には、減感作療法と呼ばれる方法がとられることもあります。これは、アレルゲンを少量ずつ接種し、身体がアレルゲンに対して反応しないように誘導する方法です。

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