インタビュー

アレルギー性結膜炎の治療-薬物治療によって症状を軽くする

アレルギー性結膜炎の治療-薬物治療によって症状を軽くする
海老原 伸行 先生

順天堂大学医学部附属浦安病院 眼科教授

海老原 伸行 先生

この記事の最終更新は2016年04月26日です。

目のかゆみや充血で苦しんでいる方は非常に多いのではないでしょうか。アレルギー性結膜炎の治療の目的は、これらの症状を軽くすることです。本記事では、アレルギー性結膜炎の治療と予防について順天堂大学医学部附属浦安病院眼科 教授 海老原伸行先生にお話しいただきました。

薬物療法の目的は、日常生活に支障がないように、かゆみなどの症状を軽くすることが中心となります。用いられる主な薬剤はアレルギー点眼薬です。重症の場合には、ステロイド点眼薬を使用する場合があります。

日本で使われる抗アレルギー点眼薬は現在約10種類あり、抗ヒスタミン薬とケミカルメディエータ遊離抑制薬に大きく分類されます。抗ヒスタミン薬はアレルギー症状の原因となるヒスタミンを抑制するはたらきがあります。ケミカルメディエータ遊離抑制薬は、肥満細胞から遊離・放出されるケミカルメディエータと呼ばれる物質を抑制するはたらきがあります。

現在は、抗ヒスタミン薬の点眼薬が主流となっていて、かゆみや充血に対して即効性があるといわれています。また、防腐剤の有無やしみるもの・しみないものなど、点眼薬によって特徴がありますので、患者さんに合った点眼薬を使用するのがよいのではないでしょうか。

症状があらわれやすい時期が予測できる季節性のアレルギー性結膜炎花粉症)には、「初期療法」が行われる場合があります。すべての方に適応になるのではなく、症状が毎年重症の方、その年の花粉の飛散量が多いと予想される場合に行われることがあります。

症状が出る前、花粉が飛散する時期の約2週間前から、抗アレルギー点眼薬による治療を始めます。初期療法によって花粉飛散時や飛散ピークのときの症状が軽くなります。抗アレルギー点眼薬は比較的副作用の少ない薬ですが、眼科医の指示に従って使用することが重要です。

①花粉対策

  • 外で干した洗濯物や布団は花粉を払い落としてから取り込む
  • 外出の際はメガネ・マスク・帽子などを着用する
  • 帰宅時、家に入るまえに衣類や髪に付いた花粉を払い落とす
  • 帰宅後は手洗い・うがい・洗顔を行う

②ハウスダスト対策

  • 布団は天日干しにする
  • 掃除機などで家をこまめに掃除する
  • ホコリが溜まりやすい場所は、濡れた雑巾やウエットシートなどで拭く
  • 畳やじゅうたんはダニが繁殖しやすいため、フローリングにする

 

受診について相談する
「メディカルノート受診相談サービス」とは、メディカルノートにご協力いただいている医師への受診をサポートするサービスです。
まずはメディカルノートよりお客様にご連絡します。現時点での診断・治療状況についてヒアリングし、ご希望の医師/病院の受診が可能かご回答いたします。
  • 受診予約の代行は含まれません。
  • 希望される医師の受診及び記事どおりの治療を保証するものではありません。
この記事は参考になりましたか?
記事内容の修正すべき点を報告
この記事は参考になりましたか?
この記事や、メディカルノートのサイトについてご意見があればお書きください。今後の記事作りの参考にさせていただきます。

なお、こちらで頂いたご意見への返信はおこなっておりません。医療相談をご要望の方はこちらからどうぞ。

    実績のある医師

    周辺でアレルギー性結膜炎の実績がある医師

    順天堂大学 医学部 眼科学教室 准教授

    いのまた たけのり
    猪俣先生の医療記事

    4

    内科、血液内科、膠原病・リウマチ内科、外科、精神科、神経内科、脳神経外科、呼吸器外科、消化器外科、腎臓内科、心臓血管外科、小児科、小児外科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、肛門科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、歯科口腔外科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科

    東京都文京区本郷3丁目1-3

    JR中央線(快速)「御茶ノ水」御茶ノ水橋口  JR中央・総武線も乗り入れ、東京メトロ丸ノ内線も利用可 徒歩5分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」 徒歩7分

    河口内科眼科クリニック 副院長

    かわぐち ななえ

    内科、眼科、消化器内科

    東京都江東区白河3丁目1-3

    東京メトロ半蔵門線「清澄白河」 徒歩3分、都営大江戸線「清澄白河」 徒歩7分

    関連の医療相談が22件あります

    ※医療相談は、月額432円(消費税込)で提供しております。有料会員登録で月に何度でも相談可能です。

    「アレルギー性結膜炎」を登録すると、新着の情報をお知らせします

    処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

    「受診について相談する」とは?

    まずはメディカルノートよりお客様にご連絡します。
    現時点での診断・治療状況についてヒアリングし、ご希望の医師/病院の受診が可能かご回答いたします。

    • お客様がご相談される疾患について、クリニック/診療所など他の医療機関をすでに受診されていることを前提とします。
    • 受診の際には原則、紹介状をご用意ください。

    メディカルノートをアプリで使おう

    iPhone版

    App Storeからダウンロード"
    Qr iphone

    Android版

    Google PLayで手に入れよう
    Qr android
    Img app