くりおぐろぶりんけっしょう

クリオグロブリン血症

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治療

基礎疾患がある場合は、その治療を優先します。特に最も多いⅡ型でC型肝炎が原因の場合は肝臓専門医と連携して治療を進めていきます。C型肝炎は以前はインターフェロンを基本とした治療でしたが、2014年9月からは内服薬の治療が日本でも承認され、C型肝炎ウイルスの型によって治療薬と期間が異なりますが、12〜24週間で治療できるようになりました。ただし、治療対象となるのは慢性肝炎または初期の代償性肝硬変(肝臓の機能がまだ果たせる段階の肝硬変)であり、処方できる医師も限られています。

Ⅰ〜Ⅲ型に共通して、手足の壊死が迫っている場合や急速に腎不全が進行する場合は大量ステロイド療法やシクロホスファミド(エンドキサン大量療法)などの免疫抑制療法、血漿交換療法が選択肢となります。補助治療として末梢循環改善薬が使われることもあります。

 生活指導としては寒冷環境を避け、手足の保温に努めるようにします。ただし、感覚障害がある場合、温度を感じにくくなっているため、カイロなどを使用すると低温やけどを引き起こし難治性の潰瘍になってしまうことがあるので注意が必要です。高性能の手袋や靴下の着用をお勧めします。

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