治療
チャージ症候群を根本的に治す方法は、現在のところまだ見つかっていません。そのため、治療の主体は各症状を和らげるための対症療法が主体となります。
チャージ症候群では症状が体のさまざまな部位に及ぶため、それぞれの症状に応じた多面的かつ包括的な治療が必要となります。
口蓋口唇裂や後鼻腔閉塞などの形態異常を認め、経口での哺乳・摂食が難しい場合には、経鼻チューブによる栄養補給や胃ろう手術などの処置が必要になることがあります。
また、視覚障害や聴覚障害を認める場合は、継続的な介助や療育が必要になります。たとえば、視覚障害に対しては適切な眼鏡を使用する、聴力障害に対しては補聴器を使用するなどといったことが挙げられます。そのほか、専門家によるリハビリテーションの導入も検討されます。
参考文献
- 難病情報センター. チャージ症候群(指定難病105). 厚生労働省. 2023-10. https://www.nanbyou.or.jp/entry/4138. (参照 2024-03-04)
- CHD7 Disorder. Conny M van Ravenswaaij-Arts, Meg Hefner, Kim Blake, Donna M Martin. Initial Posting: October 2, 2006; Last Revision: September 29, 2022.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK1117/
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