症状
ニパウイルス感染症
ニパウイルス感染症は症状が現れる場合と、現れない場合(不顕性感染)があります。感染してから症状が現れるまでの期間(潜伏期間)は4~45日とさまざまです。症状が現れた場合、初期にはインフルエンザに似た発熱や頭痛、筋肉痛、関節痛、吐き気、嘔吐などが出現します。
症状が進行すると、見当識障害や、けいれん、意識障害などの脳炎の症状を引き起こし、1~2日ほどで昏睡状態に陥ることがあります。脳炎を発症した場合は命に関わる危険性が高くなります。また、肺炎や呼吸困難などの重篤な呼吸器症状を引き起こすこともあります。
後遺症として神経障害が残ることがあり、中には一度回復した患者でも脳炎の症状が再発するケースも報告されています。
ヘンドラウイルス感染症
人がヘンドラウイルスに感染した場合、初期症状としては発熱、咳、喉の痛み、頭痛、筋肉痛などのインフルエンザ様症状が現れます。重症化すると重篤な肺炎や脳炎を引き起こし、意識障害やけいれんを伴うこともあります。
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