症状
ヘルパンギーナは、原因となるウイルスに感染後、2~4日ほどの潜伏期間を経て発熱を伴う喉の痛みが現れます。また、同時に口の中の粘膜には直径1~5mm程の水膨れが形成されるようになります。発熱や喉の痛みは発症して2~4日ほどで自然に改善していきますが、口の中にできた水膨れは飲食や歯磨き、会話などで口を動かすことが刺激となって破れ、潰瘍となります。潰瘍となった水膨れは非常に強い痛みがあり、特に飲食物の刺激で痛みが増すのが特徴です。そのため、十分な水分や食事を取ることができず、脱水状態に陥ることも少なくありません。とくに水分保持能力の低い乳幼児は注意が必要です。
一方で、ヘルパンギーナは強い症状が現れますが自然に回復することがほとんどです。ですが、重症化した場合はまれに髄膜炎や心筋炎などを引き起こして命に関わるケースも報告されています。
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