乳がん
- 2024/09/09
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- 2023/12/27
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- 2023/02/22
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- 2021/02/25
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- 2020/12/03
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- 2020/07/09
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- 2017/04/25
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検査・診断
乳房にしこりができる乳がん以外の病気と鑑別するために、問診や視診・触診、画像検査などを行います。
マンモグラフィ
マンモグラフィは乳房のX線撮影のことをいい、手で触っただけでは診断できない小さなしこりや、しこりになる前の石灰化した微細な乳がんがないかを確認する画像検査です。40歳以上の女性に対して推奨されており、乳がん検診でも中心的な役割を果たしている検査です。
若い方は高濃度乳房(乳房に対する乳腺の濃度が高い状態)が多く、マンモグラフィ検査の有効性が低いため、主に超音波検査を行います。
超音波検査(エコー検査)
乳房に超音波を当て、乳がんの有無を調べる検査です。しこりの大きさや周囲のリンパ節への転移の有無も確認します。
細胞診・組織診
検査の結果から乳がんの可能性が強く疑われた場合、細胞診・組織診を行い、診断を確定します。
細胞診・組織診とは、病変部位から採取した細胞・組織を詳しく調べることをいい、この検査を行うことによって治療選択にも役立ちます。
CT・MRI検査
乳がんと診断され治療方法を検討するときには、X線を用いたCTや、磁気を用いたMRIなどの画像検査を行います。これらの検査では乳房内にがんが広がってないかを確認します。
医師の方へ
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乳がん診療の将来見据え課題解決に注力―日本乳癌学会・戸井雅和理事長インタビュー
新しい治療法や薬の開発などによって、乳がんの治療成績は向上している。それを支えているのは世界中の医療者・研究者のたゆまぬ努力であり、日本も少なからぬ貢献をしている。一方で、乳がん患者の増加に医療者の数が追い付かず、そのギャップが年々拡大するなど、日本の乳がん診療には解決すべき課題も多い。日本乳癌学会
【第81回日本癌学会レポート】 過去と現在のがん研究――基礎研究者の立場から捉える魅力と意義(4000字)
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【インタビュー】密接になるがんと心疾患――腫瘍と循環器の専門医 連携が必要(700字)
近年、がんと循環器は非常に密接になってきている。たとえば、近年小児がんは7割以上が治るが、がんを克服した子どもは、大人になると普通の人の10倍から20倍も心筋梗塞や心不全になりやすいことが知られている。したがってがんが治ったからといって安心してはいられず、がんの完治後も心機能が低下していないか、定期
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