乳がん
- 2024/09/09
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- 2023/12/27
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- 2023/02/22
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- 2021/02/25
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- 2020/12/03
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- 2020/07/09
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- 2017/04/25
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治療
乳がんの治療は病変の広がりや病変組織の細胞の特徴などをもとに、手術治療・放射線治療・薬物療法を組み合わせて行います。
手術治療
手術治療とは乳房の一部、あるいは全てを切除する治療です。
がんが大きかったり、複数のしこりがあったりする場合には、乳房全体を切除することが必要です。その場合、手術を行った後にお腹や背中から採取した脂肪組織やシリコンインプラントなどを用いて、乳房を新たに造る手術(乳房再建手術)を行います。
また、乳がんの転移先としては腋の下のリンパ節がもっとも多く、転移の有無を確認するために手術中に腋の下のリンパ節の一部を採取するセンチネルリンパ節生検という検査を行います。この検査でがんの転移がみられた場合には、必要に応じてリンパ節の切除を行います。
2020年4月より、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)と診断され、乳がんや卵巣がんを発症している方に対しては、がんの発生を予防することを目的とした予防的対側乳房切除術や予防的卵管卵巣摘出術が保険適用になりました。
放射線治療
放射線治療は、放射線を照射することによってがんを小さくしたり、痛みを和らげたりする治療です。
初期~中期の乳がんでは手術後に行われるほか、手術を行わない中期~後期のがんでも行うことがあります。また、転移したがんの治療にも用いられます。
薬物療法
乳がんの薬物治療には、ホルモン(内分泌)療法、化学療法(抗がん薬)、分子標的治療などさまざまな治療方法があり、がんの性質や進行度、年齢や本人の希望を考慮して治療法を決定します。
初期~中期の乳がんでは手術後に行われるほか、中期の乳がんでは必要に応じて手術前にがんを小さくする目的などで行うことがあります。また、手術を行わない中期~後期のがんや転移したがんの治療にも用いられます。
分子標的薬をはじめとする治療薬の種類が増加し、乳がんの治療の選択肢は広がってきました。今後もさらなる治療の進歩が期待されています。
ラジオ波焼灼療法
2023年12月より腫瘍径1.5cm以下の限局性早期乳がん患者に対してIVR(画像下治療)によるラジオ波焼灼療法*(radiofrequency ablation:RFA)が保険適用になり、治療選択肢の1つとなりました。ラジオ波焼灼療法とは、乳房内の腫瘍に針を刺し、ラジオ波電流で腫瘍に熱を与えて壊死させる治療法です。
実績のある医師
周辺で乳がんの実績がある医師
東京女子医科大学 放射線腫瘍学講座 教授・講座主任
内科、血液内科、膠原病リウマチ内科、外科、心療内科、精神科、神経内科、脳神経外科、呼吸器外科、消化器外科、腎臓内科、心臓血管外科、小児科、小児外科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、歯科口腔外科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、循環器内科、緩和ケア内科、消化器内科、内視鏡内科、糖尿病内科、内分泌内科、代謝内科、人工透析内科、脳神経内科、内分泌外科、放射線診断科、精神神経科、総合診療科、病理診断科
東京都新宿区河田町8-1
都営大江戸線「若松河田」若松口 徒歩5分、都営大江戸線「牛込柳町」西口 徒歩8分、都営新宿線「曙橋」A2出口 徒歩12分
社会福祉法人 勝楽堂病院 病院長
内科、外科、小児科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、リハビリテーション科、乳腺外科、呼吸器内科、循環器内科、脳神経内科
東京都足立区千住柳町5-1
JR常磐線(上野~取手)「北千住」西口 コミニティバス:駅前通り(みずほ銀行千住支店前)より乗車 勝楽堂病院前下車 徒歩10分
がん研有明病院 乳腺内科 部長
内科、血液内科、精神科、脳神経外科、呼吸器外科、消化器外科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、婦人科、眼科、歯科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、腫瘍内科、感染症内科、消化器内科、肝胆膵内科、肝胆膵外科、放射線診断科、放射線治療科、頭頸部外科
東京都江東区有明3丁目8-31
ゆりかもめ「有明」 徒歩2分、りんかい線「国際展示場」 徒歩4分
がん研究会有明病院 乳腺内科 医長
内科、血液内科、精神科、脳神経外科、呼吸器外科、消化器外科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、婦人科、眼科、歯科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、腫瘍内科、感染症内科、消化器内科、肝胆膵内科、肝胆膵外科、放射線診断科、放射線治療科、頭頸部外科
東京都江東区有明3丁目8-31
ゆりかもめ「有明」 徒歩2分、りんかい線「国際展示場」 徒歩4分
公益財団法人がん研究会有明病院 副院長・医療情報部長
内科、血液内科、精神科、脳神経外科、呼吸器外科、消化器外科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、婦人科、眼科、歯科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、腫瘍内科、感染症内科、消化器内科、肝胆膵内科、肝胆膵外科、放射線診断科、放射線治療科、頭頸部外科
東京都江東区有明3丁目8-31
ゆりかもめ「有明」 徒歩2分、りんかい線「国際展示場」 徒歩4分
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乳がん診療の将来見据え課題解決に注力―日本乳癌学会・戸井雅和理事長インタビュー
新しい治療法や薬の開発などによって、乳がんの治療成績は向上している。それを支えているのは世界中の医療者・研究者のたゆまぬ努力であり、日本も少なからぬ貢献をしている。一方で、乳がん患者の増加に医療者の数が追い付かず、そのギャップが年々拡大するなど、日本の乳がん診療には解決すべき課題も多い。日本乳癌学会
【第81回日本癌学会レポート】 過去と現在のがん研究――基礎研究者の立場から捉える魅力と意義(4000字)
がんはかつて不治の病であったが、がん研究の成果が予防、早期発見、早期治療に生かされてきている。そして現在は、がんは治癒可能または生活習慣病に位置付けられる手前まで来ている。後藤 典子氏(金沢大学がん進展制御研究所 分子病態研究分野 教授)は、第81回日本癌学会学術総会(2022年9月29日~10月1
【インタビュー】密接になるがんと心疾患――腫瘍と循環器の専門医 連携が必要(700字)
近年、がんと循環器は非常に密接になってきている。たとえば、近年小児がんは7割以上が治るが、がんを克服した子どもは、大人になると普通の人の10倍から20倍も心筋梗塞や心不全になりやすいことが知られている。したがってがんが治ったからといって安心してはいられず、がんの完治後も心機能が低下していないか、定期
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